木型から作る靴づくり第30回_いよいよ吊り込み開始

木型から作る靴づくり第30回_いよいよ吊り込み開始

アッパー、インソール、かかと芯が完成したのでいよいよ吊り込みに入る。まずはかかと芯の位置極め。履いた時に土踏まずの肉をきちんと支えて横に流れないようにするためにかかと芯は土踏まず側が長くなるようにする。

位置が決まったらアッパーの裏側に印をつける。かかと芯を水で濡らして柔らかくした後に両面にホワイトペーストをしっかりと塗って付けておいた印の位置に合わせて挿入する。

ここからは時間との勝負かかと芯が乾いて固まる前にアッパーを木型に吊り込んんでいく。履き口がピンと伸びた状態になるようにしっかりと引っ張ってから第一の釘を打ち込む

フェイシングの向きに問題がないようならつま先を固定するために第2、3の釘を第一の釘のサイドに打ち込む

つま先の吊り込みが終わったら踵側を木型に引いておいた履き口のラインが見えるまで引きおろし、25mmの細釘で止める

かかとを吊り込んでいるところでタイムオーバー今回はここまで

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