アテネの老舗工房ポエットでオーダーメイドの革サンダルを作ってみた

アテネの老舗工房ポエットでオーダーメイドの革サンダルを作ってみた

先日ギリシャに旅行に行った際、革サンダルとしてアテネで有名な老舗工房ポエット(Poet Sandal Maker)を訪問した

旅行に行くまで知らなかったのだが、ギリシャは革製品が名産らしく観光客向けのお土産屋にも革サンダルや革鞄を扱うお店を多数見かけた。

せっかく革のサンダルを購入するならお土産屋でなくしっかりしたところでと思いネットで色々調べてみたところ、ギリシャのクレタ島でなめされた高品質なカーフレザーを使用したサンダルをリーズナブルな値段で購入できるお店ということでポエットが紹介されていた。

観光客向けのお土産屋が立ち並ぶプラカ地区から歩いて15分ぐらいの路地にひっそりと店を構えている。

地下鉄のモナスティラキ(Monastiraki)駅が最寄駅

著名人にも愛用者が多いようで、有名人の写真(Sarah Jessica Parker、Ringo Starrなど)が壁に所狭しと飾られていた

お店に入るとカタログを手渡され、カタログに掲載された基本デザインの中から購入したいデザインを選択する。(デザインによって価格も異なるとのことシンプルなものだと45ユーロというモノもあった)

壁には実物のサンダル見本が打ち付けられていた

今回はCASER No.5というデザインを選択することに価格は60ユーロ(日本円で約7300円)、ギリシャ産のセミオーダーの革サンダルがこの値段なら安いのだろう。

作りかけのサンダルを試し履きしながら職人さんがストラップの長さなどを足に合わせて確認して印をつけ、すぐ横の作業場でサンダルを仕上げていく

とても手際が良くものの30分ぐらいで自分の足に合ったサンダルが完成した。

革用の接着剤が乾くまで時間がかかるので4時間程度は履かずにそのままにするという注意とともに革サンダルのケアについて書かれた説明書を受け取った。

説明書には一般的な革のケアの方法についての説明にとどまらず、足から出る汗によって革が劣化するといった科学的な説明から食生活の乱れで汗が酸性になるから食事に気をつけましょうと行った食事指導のようなことまで書かれていてちょっと面白かったり

4時間経って接着剤が固まった後に履いてみるとストラップに一切の遊びがなく、少しキツイかなという印象を受ける。

余計な染色などを一切していないヌメ革なので日光によって色がどんどん深い飴色に変化して行くらしいエイジングが楽しみだ。

2020年1月4日追記:

ポエットサンダルメーカーにテレビ番組”石原さとみのすっぴん旅 in ギリシャ“で石原さとみが訪れたらしい

ツイッターにアップされている画像を見るとカタログにないデザインでオリジナルデザインのようす

ちなみに私が買ったサンダルは今こんな感じに育っています。

ちょっと革の色が濃くなってきたかな。

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