木型から作る靴づくり第65回_仮吊り込み

木型から作る靴づくり第65回_仮吊り込み

いよいよ吊り込み。これまで苦労して作ったパターンがようやく立体になって革靴の完成形が見えてくる工程なので作業していてとても楽しい。

まずセンターを決める1本目の釘を打って固定する

かかととつま先の中心線と、フェイシングの中心が重なるように左右に引っ張りながら位置の微調整

位置が決まったらつま先をまず固定して木型に沿わせて吊り込んでいく。

若干インサイド側に寄りすぎているのでかかと芯を入れて吊り込む本番の際に修正を加える

一足目と並べて見た様子。ヴァンプのラインをシャープにしたのと木型も一足目の時よりも削ってシャープにしたので一足目よりもスッキリした見た目

こちらは妻の靴。コロンとした丸いラインが目立つ一足目よりもシャープにかっこいい感じにしたいというご注文だったので、木型やパターンを意識して修正して見たが、イメージ通りになっているだろうか?

やはり靴の形が見えてくるとテンションが上がる。早く履きたいという気持ちが高ぶってきたので、かかと芯と残った片足分の吊り込みは自宅で宿題としてコツコツ作業することで完成までのスピードアップを図ろうと思う。

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