先週濡らして釘で木型に固定してクセ付けしたインソール。
1週間乾かして形状を記憶したことを確認したので木型のエッジに合わせて余分な革をトリミングしながらインソールの形状を整えていく


外周の釘を釘抜きで外し終わったところ。
濡らした状態で引っ張りながらテンションをかけた状態で乾かすことできちんと木型の形状をインソールが形どっている。ゴムで巻いてクセ付けする人もいるが、ゴムだと革を引っ張るという部分が難しくなるので釘で固定するのが良いらしい。水で濡らして乾かしてという工程はどうしても時間がかかるものなので大量生産ではなかなか実現が難しいハンドメイドだからできることだと思う。実際初めて作った靴を履いた時に一番既製品と違うと感じたのはインソールのフィット感。インソールの土踏まずのあたりが足にフィットする感覚がとても心地よいと感じた。こういったちょっとしたところに時間をかけられるかが最終的な靴の履き心地にも影響してくるのだから面白い。


ローインステップの親指の骨の部分は靴のフィット感にとても重要なのでインソールをめくりながら木型のエッジを確認して慎重に削っていく



2足分だと教室の中で終わらなかったので家で作業を継続。趣味で靴づくりを初めて早4年になり長く続けられそうなのでマイ工具をちょっとずつ買い揃え、平日の仕事終わりや教室のない週末などの隙間時間でコツコツ作業ができるようにしている。

今年は結婚3年目で革婚式らしいので年内に夫婦オックスフォードを完成させて記念写真が撮りたいのでスピードアップさせるために必要な工具を買い足しながら家でできる作業を増やしていきたいとおもう。


インソールが完成したので次はいよいよ楽しい吊り込みの工程に入る。