前回に続きヒール積み作業型紙に合わせてヒールのパーツを修正し、銀面をガラスで荒らす


型紙をヒールの中心に来るように乗せ、次のヒールの位置をトレースする


2枚目のヒールを貼り付ける前に仮置きで積み上げたヒールの状態でヒールの接地面が偏りなく接地しているかを確認
接地面を見ると顎の方に傾いている様子なので1枚目のヒールの顎側を少し削る必要がありそう。こうやって土台に近い部分できちんと平らに接地するように調整をかけておくとかかとのヒールのゴムを取り替えるときなども微修正作業が少なくなるらしいので重要な工程だそうだ。
左右でヒールの高さ良さが出たりしないように色々な角度で見比べながらヒールの凸凹をナイフでならしていく

ホワイトペーストをしっかりと塗りこんだ後11mmの釘で固定する
ハンマーとゴムチューブで隙間なく接着するようにヒールを固定する



ホワイトペーストが固まったらトレースしたかかとの型紙に合わせてテーパーができるように余分な革をナイフでトリミングしていく。
テーパーが左右で同じ角度になるように左右を見ながらナイフを入れる角度を調整していく


今週はここまで、後2枚のヒールを積んだら仮靴(フィッティングシューズ)完成なのだが、意外とヒールの水平出しに苦労しそうな感じ
レディース感を出すためにヒールにテーパーをつけるデザインしているのも1足目と違って作業を難しくしている。
2018年11月に木型作りかた始めた妻の靴づくり、気づけば既に1年半以上経っている。
春先には仮靴が完成のつもりだったが、コロナの影響で仮靴完成の予定がだいぶ伸びてしまった。なんとか梅雨明けぐらいまでに仮靴を完成させて本番の靴に臨みたい。